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  米歌手ブルーノ・マーズ（Bruno Mars）は歌手として活動を始めたころに契約を解除された経験が、現在音楽業界で活躍できている理由だと明かした。

　ブルーノは、「（あのころは）最悪でした。ただ、あのどん底を味わっていなければ、今ここにいなかったかもしれません。私には避けては通れない道だったと思います。ただ、楽ではありませんでした。もし楽な経験だったのなら、誰でも喜んで経験するでしょう」とコメント。

「一番嫌だったのは、みんなに契約を解除されたと話したときでした。お金がなくなり、借金もしていました。以前は『私はモータウン（Motown）のアーティストです』と言えていたのが、『解雇されたモータウン・アーティストです』になってしまったのです。だけど、この件で誰かを責めたりするつもりはありません」と、契約を解除された時について語った。

「シルヴィア・ローヌ（Sylvia Rhone）はチャンスをくれました。でも私には時期尚早だったのです。あの挫折は経験しなければいけないものでした。ジェフ・バスカー（Jeff Bhasker）に出合い、米ベンチュラ（Ventura）のピックウィックス・パブ（Pickwick's Pub）で一緒演奏してほしいと頼み込みました。ジェフと歌い経験を積んだことが、今に繋がっているのです」