posted by
at 20:06:28 │EDIT
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
私は「今こそ自然から学ぼう」(2002年、生長の家刊)
の中で、「卵子、精子の操作」「ヒト歴の利用」「ES細胞の
研究」「クローン歴の研究」「死亡胎児の利用」にすべて反対
した。その理由の1つは、上に書いたように「他人の犠牲の
上に成立する医療」が倫理的でないからである。
また、もう1つの理由は、これらの研究は「霊魂」の存在
を無視する唯物論にもとづいているからである。もっと別の
言い方をすれば、受精卵やヒト歴のように「痛覚が発達して
いない段階の人間は、他人の治療の手段として利用して構わ
ない」という考え方が社会に蔓延することに反対するからで
ある。私は、現代の先端医療のすべてに反対しているのでは
ない。だから、「今こそ……」の中では、上記の2つの問題
のない「成人幹細胞」(成人の体内にある種々の幹細胞)の
医療への応用を訴えている:
「例えば、骨髄の中にある幹細胞は、これまで血液を作る
だけの能力しかないと考えれてきたが、最近の研究では、こ
れが神経細胞、心筋細胞、さらには骨格筋細胞にまで変化す
る能力があることが分かった。また、皮膚にある幹細胞は神
経細胞、筋肉細胞、そして脂肪の細胞になる能力があること
が明らかになった。さらに、人間の皮下脂肪の中にも幹細胞
があり、これは筋肉や骨、軟骨になる能力があることが分かっ
てきた」