posted by No Name Ninja
at 12:13:48 │
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内戦が続くシリアのアサド大統領は、26日に行った演説の中で、過激派組織IS=イスラミックステートや反政府勢力などとの戦いが長期化するなか、兵士の数が不足していることを認め、防衛する地域を選択し、兵力を集中することが必要だと強調しました。
シリアでは、北部を中心に過激派組織ISや反政府勢力、クルド人勢力などが入り乱れて戦闘を続け、アサド政権の支配下にある地域は国土の4分の1程度まで縮小しています。
アサド大統領は、26日、首都ダマスカスで行った演説の中で、兵士の数が不足していることを認めたうえで、「国の崩壊を防ぐには、政府軍が守り抜くべき重要な地域を明確にしなければならない」と述べ、より重要な地域を選んだうえで兵力を集中させることが必要だと強調しました。
シリア軍は、北部の都市、イドリブや中部のパルミラを相次いで失っていますが、アサド大統領は「シリア政府軍の辞書に敗北ということばはない」と述べ、撤退は今後の攻勢に備えるための軍事的な戦略の一環だと説明しました。
アサド大統領は、隣国トルコがシリア国内のISの拠点などに空爆を開始したことについて直接、言及しなかったものの、「トルコを含む外国から武装組織への支援が増しているために政府軍が苦戦を強いられ、国民は絶望している」と述べ、強い不快感を示しました。
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