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ロンドン地下鉄（ＬＵ）の従業員が、５日午後６時半（現地時間）から24時間のストライキに突入した。４つの関連労組による同時ストで、７月に続き２度目。全路線が対象となる。９月に一部導入が計画されている週末の24時間運行サービス「ナイトチューブ」と、それをめぐる賃金交渉が決裂したため。

ストに参加しているのは運輸関係労働組合（ＲＭＴ）、鉄道運転士労組のＡＳＬＥＦ、運輸事務職労働組合（ＴＳＳＡ）、最大労組ユナイト。６日は終日、営業を見合せる見込み。

ＬＵ側はスト回避に向け、今年に２％、2016年と2017年にもそれぞれ１％以上の賃上げを提案。さらに、24時間運行サービスの導入により発生する夜間勤務の運転士に都度2,00ポンドを支払い、９月のサービス導入時には全従業員に500ポンドのボーナスを支給することなどを盛り込んだ。しかし、労組側は週末勤務や休暇の体制に不満を示し、これを拒否した。

ロンドン交通局（ＴｆＬ）はバスを約250台増便するほか、ピークの時間帯には通勤用高速フェリーのテムズ・クリッパーの運行も増やす。ドックランズ・ライト・レールウェイ（ＤＬＲ）や地上鉄道網オーバーグラウンド、ナショナル・レール（旧国鉄）、トラムなどは平常通り運行する。